後悔しないように!給湯器を選ぶときのポイント

「給湯器の選び方」一つとっても、これまでの生活が見違えるほど快適になることがあります。しかし、その反対に給湯器の選び方を間違ってしまえば、些細な問題が積み重なって大きなストレスになってしまうこともあります。
給湯器本体の価格は安いわけでもなく、設置のための工事費用もかかるため、約10年とされる給湯器の寿命をフル活用するためにも「後悔しないための給湯器選びのポイント」を押さえておくといいでしょう。
 
後悔しないための給湯器選びの5つのポイント
一口に給湯器といっても、その種類は私たちが思っているよりもたくさんあります。そのため、ご家庭によってどの給湯器を選ぶのがベストであるかは、以下でご紹介する5つのポイントを参考にしてみてください。
 
ポイント(1)お湯をつくるための熱源で選ぶ
暮らしている住まいによっては、すでに選べる給湯器の種類がかなり絞られていることがあります。それは、お湯をつくるための「熱源」が大きく関係しています。
給湯器でお湯をつくるためには、必ず熱源が必要になります。それらの熱源は、ガス、電気、石油、太陽熱、ハイブリッドなどです。例えば、オール電化住宅であれば、給湯器の熱源は電気になることが多いでしょう。また、熱源による違いによって給湯器の性能やメリット、デメリットなども異なるため、給湯器選びをするまえにはこういった点も細かくチェックしながらご家庭に合ったものを選ぶようにします。
給湯器をイメージした方の中には、ガスを熱源とする「ガス給湯器」を思い浮かべた方も多いのではないでしょうか。よくキッチンの壁に掛けられている瞬間式の給湯器は、主にガスを熱源にしています。コンパクトで軽量のものが多いため、本体自体や設置工事にかかる費用は比較的安く抑えられますが、ほかの給湯器に比べると光熱費が高い傾向にあります。
また、オール電化の住まいでよく用いられている給湯器が、「電気給湯器」です。電気を熱源として使う給湯器であるため、給排気設備が必要ないことがメリットです。電気料金が比較的安い深夜のうちにお湯をつくれば光熱費を安く抑えることができますが、貯湯用のタンクを設置するスペースが別途必要になります。
次に、石油(灯油)を熱源にしてお湯をつくる「石油給湯器」は、灯油の価格が安ければコストを抑えられますが、灯油の価格が高騰すればその分コストが高くなってしまうことがデメリットです。また、熱源である灯油がなくなる前に、定期的に給油をする必要があるため少し手間がかかることがネックです。
「ハイブリット給湯器」は、ガスと電気の両方を熱源としている給湯器です。二つの熱源を使う理由は、季節の変化に伴いお湯を使う量も増えたり減ったりするためです。例えば、冬場の寒い時期はお湯がでるまでに少し時間がかかりますし、身体を温めるために長いあいだシャワーを浴びることも多くなります。そのため、お湯の使用料が多くなったときにはガスを熱源にしている高効率給湯暖房機と呼ばれるエコジョーズでお湯をつくり、お湯の使用料が少なくなれば電気を熱源にするヒートポンプでお湯をつくります。このように、お湯を使う量に対して熱源を変えながら使うハイブリット給湯器は、省エネ対策にも効果があるうえ、自然環境に配慮した二酸化炭素削減といった効果も見られます。
「太陽光給湯器」は、その名のとおり自然エネルギーである太陽の熱を活用してお湯をつくる給湯器のことです。エコ活動としての側面も持ち合わせる太陽光給湯器ですが、天候に左右されてしまうため他の熱源と組み合わせて使用するようになります。また、太陽ソーラーシステムの設置やメンテンナス作業にもコストが高額なコストがかかります。
給湯器の熱源だけをみてもいくつかの種類が存在するため、現在お住まいの家でどういった熱源を効果的に使えるかを確認したうえで最適な給湯器選びを行うことが重要です。
 
ポイント(2)ご家庭で使うお湯の量や頻度を参考にする
給湯器を選ぶときのポイントの一つに、「ご家庭で使うお湯の量や頻度を参考にする」ということがあります。ご家庭で使うお湯の量は、いっしょに暮らす家族の人数が多ければ多いほど増えます。また、夏場になればシャワーをする回数が増える、冬場はお湯が温まるまでに時間がかかるため必然的にお湯の量が増える、といったケースもあるでしょう。
そのため先ずは、家族の人数や生活スタイルなどを参考に一度に使うお湯の量を考えてみましょう。そして、使用するお湯の量について予測がたったところで、その量に合った「号数」の給湯器を選びます。
給湯器の種類はいくつもありますが、号数の違いによっても給湯器の選び方が変わってきます。例えば、20号と書かれた給湯器は1分間に20リットルのお湯を出すことができます。号数の値が大きくなるほど1分間に出せるお湯の量が増えるため、家族の人数が多いほど値が大きい号数の給湯器を選ぶようにします。
給湯器を買い替えるタイミングを検討している方は、家族が増えるときや、お湯の水圧が一定でないことにストレスを感じているときなど、使うお湯の量に対して号数が合っていないと思ったときには思い切って新しい給湯器への買い替えをされるのも一つです。


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